英名と学名は、「ブドウ葉のトケイソウ」の意です。よく似る赤花のベニバナトケイソウ(P. coccinea)は葉が長楕円形ですが、本種は3裂し、ブドウの葉に似ています。ニカラグア、ベネズエラ、コロンビア、エクアドル、ペルーの原産で、西インド諸島とコロンビアでは果物栽培されています。当園では周年開花しますが、結実したことはありません。つるは10m以上も伸び、葉腋に花径12cmの赤色の美しい花をつけます。
キリスト教徒は、トケイソウの花をパッションフラワー(受難の花)と呼び、花の中に3裂した雌しべを三位一体、子房はキリストを十字架に打った槌、5本の雄しべは受けた5つの傷、10枚の萼と花弁は十戒、花弁内側の副花冠はイバラの冠を表すなど、十字架にかけられたキリストとその受難にまつわる品になぞらえています。
繁殖は種子または挿し木です。