中米のホンジュラス(北緯17度)から南米ベネズエラ(南緯32度)まで、熱帯から亜熱帯の着の枝に着生する不耐寒多年草で、約30の原種があります。自生地は湖沼、河川の流域です。高地(1500m)では、深い渓谷の中の疎林内の、空中湿度が高く、日が当たり通風のよい木の枝に着生します。
茎は樹上を這い、その茎頂から肥大した偽球茎を出し、先に1枚または種により2〜3枚の長楕円形の肉厚革質の葉をつけます。花は偽球茎頂から1〜10花を短い花梗につけます。
花は5弁で香りがあり、桃、淡紫、紫紅、白、黄などの変異があります。その変異種間と近縁属間の交配で多数の品種がつくられています。花期は、原種は冬咲きと夏咲き種があります。
ハワイでは環境に恵まれ、各種のランの栽培が盛んです。当園では戸外の礫地に地植えで毎年カトレアが花をつけています。日本では考えられないほど、よく育ち、よく咲きます。